熊野地域包括支援センター
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活動報告 2017/08/03 10:03

「都民講座」 に参加しました。

 さるH29年7月27日、一橋講堂(一橋大)にて

14:30より開催されました。

約500名の都民の皆様が参加。

お二人の先生の物忘れについてのお話に

とても熱心に聞き入っていました。

 認知症についての情報はネットや、テレビ、区からの情報や、

「元気力向上教室」、私たち地域包括でも、予防の観点から、

講座や、包括だよりなどの媒体を使って

周知したり、かかわったりしていますが、

今回の都民講座の盛況は

「ものわすれ・脳と心の楽屋裏」というキャッチフレーズに

皆様の関心を引いたのかなと思われます。

 

 始めのお話しは、内原 俊記先生(都医学総合研究所)の

*暮れなずむ脳の内景・・顕微鏡で見る加齢とアルツハイマ―病

 「暮れなずむとは生と死の間にある老と病について老化と病気は別の概念であると

すれば、様々な疑問が払拭される」 という視点でのお話しです。

 私を含め参加者の方々は、生活習慣病が大きな引き金になることは

よくご存じでアルツハイマー病の説明でも、理解が進んでいる印象ですが、

 「高齢者の物忘れは正常か異常化か?異常とすればその判断基準は?」

といった皆が疑問に思う点で具体的な数値をもとに説明があり、

腑に落ちた印象でした。

結論として、「早め早めの認知症予防・・」が大事であることを、先生は説かれました。

 

次の東大名誉教授、大井 玄先生のお話では

*老耄の意味を考える

~自然の配慮という視点~・~認知症とがん疼痛~

老耄(ろうもう)とは?ってそのような漢字があったんだと、おどろきでした。

さてみなさま、どういう意味だと思われますか?・・(答えは末尾)

 

・沖縄の認知症高齢者と東京の高齢者の幸せ度は?

  →のんびりした時間感覚。

  数値的にも沖縄の認知症の方のほうが幸せのようです。

・行動障害のある方は沖縄は極端に少ない?

  →周辺症状を出さない文化がそこにある。

・生活についての満足度は歳とともにあがる?

  →たとえば、ごみ屋敷でも困らない。

・高齢者が、がんに気付くきっかけは?

  →非認知症の人は病院へ受診。

  ⇒認知症のひとは検診で偶然発見。

    嘔吐下血など兆候が表れてから周りが気づく。

    *自我意識がないので痛みがない。

    がん患者のうち自覚した人は少なく、検診でわかったケースが多い。

認知症になってからがんになるのはある意味幸せなのかもしれない。(先生弁)

 

「認知症のその人」を理解することについて

先生は認知症高齢者の「状況感覚」を理解することが大事だと言います。

たとえば

作家 井上靖「わが母の記ー花の下、月の光、雪の面」の小説にその

「状況理解」が出てきます。「状況感覚(幻覚)」を理解するとは

「靖は死にました」と母が話したことについての状況感覚を、彼は

ざわついていた状況を、「葬式のごとくざわついていた」と感じたのだなと

理解しました。

このように、幻覚には本人なりの根拠があるのだと

先生は言います。

新たな視点で認知症をとらえる、頭の柔らかさも

認知症予防なのだなと感じました。                       

(先の答え)下へ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

老耄とは?」

自然が人生の最後に用意してくれた仕組みである。

それにより、死の恐怖という精神的苦痛、痛みという

身体的苦痛を経験せずに現世から涅槃に移ることができる。
 

                                                             竹橋・平川門          MY

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